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【災害以外にもタワーマンションには見えないリスクが潜んでいる。】

タワーマンションの場合、12~15年ごとに行う大規模修繕工事に莫大な資金が必要となるケースが多く存在します。埼玉県川口市のエルザタワー55では1回目の大規模修繕に12億円かかり、1戸当たりの費用は一般的なマンションの約2倍が掛かったようです。


国土交通省のマンション総合調査(2018年度)によると、20階建て以上のうち修繕金が計画より不足しているのは28%。管理費などの滞納は40%となっているようで、資金不足のタワーマンションも多いようです。1回目の修繕工事は乗り切れたとしても、2回目、3回目の修繕工事はどのようになるか不安です。


例えば築30~40年での交換が多いエレベーターや機械式駐車場。多額の積立金が必要となり、その負担を巡り高層階と低層階で対立することもあるようです。修繕金が不足する場合は値上げが必要となり、住民が多いタワーマンションでは、負担する金額等も多く、合意形成はより難しいケースもあるようです。


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