用途に限らず容積率が緩和される可能性も十分にあるわけです。現時点で利用価値の低い地域の容積率を緩和しても、その効果は限定的ですが、既に人気のある地域で容積率が緩和されれば、さらにそこに人が集まることになりますから、もちろん住宅の資産価値にも影響が出ます。容積率緩和の話しが出ると、必ず「街の景観が崩れる」とか、「赤ちょうちんが密集した飲み屋街の雰囲気が良いのに...」とか、「田舎はどうなるんだ!」いう反対派の意見が当然でてきます。これもこれで正しい意見だと思います。でも、このような街づくりの話しについては、その道のプロに議論は任せることとして、事実このような大きなうねりが来てしまっている訳ですから、この瞬間住宅購入を検討されている皆さんは、うねりに真っ向から立ち向かうのではなく、うねりが来ても被害を受けないよう、堅実な住宅選びをなさった方が良いのではないかと思います。つまり、将来容積率が緩和されて都心部に人口が吸い上げられたとしても、きちんと価値の残るような住宅を選択するということです。
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